パソコンのみで受信機を構築


標準的なパソコン本体だけで受信機を構築してみようと試みてみた。
以前からスタンダードなPCソフトは数あれど、多機能・高機能を誇るソフトもありますが、簡単・便利なPC受信機を聞くにはそれなりの意気込みが必要でした。

そこそこの機能でもって、そこそこの性能でもPC受信機が構築出来てしまいますので、もっぱら簡単受信にはこのPC受信ソフトを利用しています。
受信していて、これは!!!! っと、思う時には多機能・高性能なソフトを立ち上げて本格的受信をしています。
ただ、多機能な為に、活用するまでには多少の慣れと、本格的専門知識とが必要ですが・・・。

PCだけの 40KHz JJY信号受信の様子

緑色ラインがマイク入力からの受信信号の全帯域です。
青色ラインは受信信号復調信号表示です。
最高受信帯域は、96KHzまで可能ですが、見やすくするために48KHz帯域にて受信しています。

このソフトの特徴は、低周波受信(VLF帯域)に特化したモノで、色々な操作をせずともPCのスピーカーから受信信号が出力されて受信可能なところでしょうか。

今回、使用したソフトは、Panoramic VLF Receiver というソフトですが、とても使いやすいソフトに仕上がっていると思います。

受信する時に必要な機能が立ち上げただけで動き出します。
その便利さが最高です。

DBM使用 中波放送局の受信の様子


判りやすくする為に、SGから単一信号を加えています。
PC受信ソフトだけでは最高受信帯域が96KHz止まりなので、PCのマイク入力へ外部にDBMを利用した受信コンバーターを入れれば、DBMの特性が許す限りの帯域を受信することが可能となります。

このソフトのおしい所は、FM受信が出来ないところでしょうか。
144MHzや430MHz帯でも同様な方法でPC受信が出来るのですが、如何せん、FMモードが無いために正常受信音とはならないようです。

ここに使用したDBMですが、注意点が一つあります。
PCのマイクへ入力するためには、音声帯域というIF周波数になるということを念頭に製作しなければなりません。

通常のDBMでは音声帯域までのダウン・コンバートは不得意ですので、少々工夫が必要になります。
AFトランスなどを利用した、RF--DBM--AF としなければなりません。

世の中、益々、自作する意欲を削ぐ環境になってきているようですが、負けじとオジサンは、せっせと RF--DBM--AF コンバートの製作に励んでいます。

PC一台あれば、今や何でも出来ちゃうのではなかろうか??? などと思ったりもしていますが、ゲルマ・ラジオの様な付加回路だけは万能PCでも不可能!!!!

それだけでも救われた気分に浸れます、、、、、、。

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