小型ハンディ・オシロ JDS3022A 小道具



自作する時のチェック用測定小道具は小さいにこしたことは無いのですが、如何せん、精度とのトレード・オフが働き、中々手を出しずらいものでした。

しかし、ここに来てどうにか使用できそうな、そして、いたずら心をくすぐる小道具類が出そろってきた感があります。

毎度の事なのですが個人的な興味による改造もしてしまいました。
提供された機能だけでは、つ・ま・ら・な・い !!!!!!!!!

通常のハンディ・オシロですが、なんと、20MHzまでの発振器も内蔵されており、DVM機能をも内蔵された優れもの??? いたずら心をこそばゆく揺らしてしまいました。
そして何より 3.7Vリチューム充電池1本のみで動作可能となれば、いたずら心に火がつきます。



2CH(内部では3CH構造)のいたって普通のハンディ・デジタル・オシロです。

動作させて気が付いたことは、いままでのモノよりもトリガーが掛かり易いような気がしました。




電源を入れた直後の機能切り替えを行えば、大画面でのDVMメーターとして利用出来ます。
内容的には、マルチ・メーターのようで、コンデンサー容量測定もこなしてくれます。




やはり、電源ON直後での機能切り替えが必要なのですが、20MHzまでのファンクション・ジェネレーター発振器の設定をしている処です。

さて、ここからがいたずら心の真価の見せどころです。

方向性がスペアナの様な波形を直視観測出来る事への興味なので、毎度の感はありますがオシロスコープにてそれを実現しています。

手元のKC901Sと改造デジタル・オシロとの比較をしてみました。


KC901S のスペアナ機能を動作させて比較しています。
デジタル・オシロには少し改良を施した自作のスペアナ機能で表示しています。

う~んっ、、、、。
KC901Sは、やはり簡易型スペアナ機能かな~っ????
表示波形の詳細設定が不可能なのでこの状態がリミット。。。。


中波放送局のアップです。

KC901Sの方ではギザギザ感が残り、表示波形も粗いようです。

かたや、改造デジタル・オシロの方ではとりあえず、しっかり波形を表示していますが、スペアナ専用器から比べると、やはり、見劣り感は歪めない、、、、、。
もう少し改良をしなければ !!!!!!!!!!

せっかく2CH内蔵されているデジタル・オシロなので、センター・周波数のみですが音声検波機能を持たせてみました。
変調された音声がデジタル・オシロ上に描かれました。



こんな芸当は、便利な多機能KC901Sでも不可能 !!!!!!!!!

などと、にゃけています。。。。。


小型多機能ハンディ・オシロが身近になって、いたずら改造心に炎が燃えあがってしまいました。

いずれ、このような機能をも内蔵されて世の中に出回る日が来るのでしょうが、それまでは遊べますね。

高性能とは違う、測定分野での別なベクトルへの、お遊びでした。

興味を抱かされる、アイディア、、、いぃですね~っ。

お遊び小道具だらけになりそうですが、以前とは比べ物にならないほど実用的なモノばかりです。
それも安価に揃ってしまいます。
以前では考えられないほど高級な恵まれた環境になっていますが、それを有効活用しない手はないですね。
その点では今どきの若者が羨ましく思います。
ただ、経験上の老婆心ですが、完璧な恵まれた環境下では優れたインスピレーションを誘発するのは難しい事だと感じます。
精神的に満足してしまう事が思考停止を誘発してしまう事だと思っています。

足りないモノや不便なモノを補う思考が、よりクリエイティブなエネルギーになるような気がしています。

おかれた環境によって思考の方向性が決まってしまう、そんな思いです。

今や、専門知識などはネットで調べることが可能になりましたが、唯一、人間の頭脳から出る発想力だけはどこを探しても見つかりません。

そこを鍛える為にも、フーリッシュと思われがちな事柄にも向かっていく事が重要な気がします。
柔らかい若い頭脳に期待したいところです。

PS. この種のデジタル・オシロって、電池の持ちが非常に悪いですね。
何とか改良せねば!!!!!!  などと思っています。

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